相手に対する無言の圧力
こちらに弁護士がついたことを示すことで,相手に対して本気であることを示すことができます。
相手に言い分がある場合でも,裁判などで相対するには相手も弁護士を依頼する必要が出てくるため,紛争を回避して支払ってくることがあります。
トータル的なサポートが可能!
内容証明と言えば行政書士を頭に浮かべる方もいると思います。しかし,行政書士は基本的には書類を作成して送るだけですので,相手と交渉をしたり,裁判をしたりすることはできません。
また,相手の経済状態が悪化している場合は内容証明を送るだけでは解決しません。むしろ,下手に内容証明を送ると財産を隠匿される危険があります。こういったケースでは,財産の仮差押えが望ましいです。
判決が出ても払わない相手には強制執行によって財産を差押える必要があります。
場合によっては詐欺などの刑事事件になることもあります。
債権の存否や金額に関する争いの有無,相手の資産の有無やその処分・隠匿の可能性などを判断して状況に応じた手段をとること,こういった相談から回収までをトータルでサポートすることができるのは,法律と裁判のプロである弁護士をおいてほかにいません。
債権回収の可能性を見極め決断を後押し
究極は相手が破産してしまう場合ですが,とにかく相手に財産がないと弁護士が何をやっても回収することはできません。最後の希望を抱いて弁護士に相談することも多いため落胆ぶりは相当ですが,しかし,ないものは取れないということは正直にお伝えすることにしています。
弁護士に相談することによって,あえて法的手段に出ず,あるいは弁護士に依頼せず,自ら粘り強く交渉し続けるという決断もありえます。回収が困難であることを認識しながらも,やれることをやるために弁護士に依頼するという決断もあり得ます。
いずれにしても,何もしなければ前に進みません。弁護士への相談や依頼によってその一歩を踏み出すことができます。